わたしの話

昼は社会人、夜は大学生の二足わらじのわたしの話

私に好きな人がいる話

恋話ってみんな好きだと思う。

私も会社の人と飲んでいても、大学の子と飲んでいても取り敢えず恋話から始める。

彼氏いるの?彼女いるんですか?

えっいないの意外だなあ!別れたばっかりとか?

へーどれくらい付き合ってるんですか?あっそんなに?いいなあ、私いないんですよ!いい人いたら紹介してください!という具合に。

 

好きな人がいるんです。

好きな人の話をしていると自然に敬語になる女なんですけど、あーすき!ってくらい好き。もうすごいぐいぐいいってひかれてない?大丈夫?ってなるくらい。

わたしは二十歳なのでまだ微笑ましいと思って見てくれるんだろう。いつまでこのテンションで許されるのだろうか、いつまでこのテンションを維持できるのか、不安はあるが一旦おいとくとして。

 

好きな人の名前は吉村さん。lineの名前はフルネームで登録されてる。けど吉村さんの名字を見るだけでにやにやしちゃうので名前は「奢ってくれた人」→「よしよしさん」に変えている。

1ヶ月くらい前に仕事帰りに誘って飲みに行き(誘ったときに好意はなかった!)、次はお休みの日の夜に誘い、ふたりで飲みにいく予定。ちょっと髪の毛後退気味。彼女はいない。上司。年齢は、三十歳。さんじゅっさい。さんじゅうさい。

 

ここらへんで私はネットの海にダイヴした。スキューバダイビングくらい必死になった。青々としたネットの文字の海から年の差について調べ、調べに考え、調べて、結果は出ない。

けれど吉村さんは私のこと、別にそんな好きとかそういうのじゃなくて年の離れた妹みたいなそんな感じなんだろうなあと思っている。フラれた時の伏線も含めてそう言わないと心の平穏が保たれない。本当は私のこと女として見てくれ!

吉村さんはlineはスタンプつかわないところかわいい。絵文字がワンパなのかわいい。吉村さんのことたくさん文字に書き起こしたい。

 

友達に言った。幼稚園から一緒で隠し事はなし。あっちが浮気したのも知ってるし私の元カレも知ってる。友達は言った。「告白しなよ」私は狼狽えた。年齢差は十歳。私が生まれた時にあっちは十歳。小学校4年生。

ありか?友達は自分のスマホでまるで素潜りみたいにFacebookで吉村さんを探して、吉村さんを見て優しそうとかなんかそんなありきたりなことを言って。私に、取り敢えず言わなきゃ気づかないだろうし発展しないとかそれっぽいことを言って、私と吉村さんのlineをにやにやしながら見て。「飲みに誘って、告白すればいいじゃん」とかそんなことを言った。

 

「吉村さんは三十歳って引け目からあんまりぐいぐいいけなくて、けど好意はもってる風だよ」と、生ビール飲みながら言ったね。既読ついてから、返事まで時間が半日くらい余裕であるんだけどと私が言うとチーズつまみながら「仕事してるし、あんまりlineしないタイプじゃない?」あっけらかんとして言ったけど絶対そういうのじゃないと思う。

大体好きな女を当日飲みに誘うって(予定あったから断った)完全に妹みたいなポジションでは??私がうだうだ管を巻くから飲み放題のビール追加して、私はファジーネーブルお願いして空のグラス下げてもらうようにお願いして。それで「あんたはしっかりしてるし、性格もいいから、はやく彼氏出来るといいね」って笑ったの私忘れないからな。

 

今度飲みに行くとき吉村さんに告白するかどうかは決めかねている。ただlineの通知音にどきどきするのはもう疲れたので、ここらで終わらせたかったりもする。とにかく吉村さん、楽しみにしてます。二十歳はお前が思っているより若いからな、覚悟しとけよ。